SCRIPT
舞台は1930年代、イギリス上流階級の邸宅。
小説家で華のあるCharlesは、同じく魅力的な妻Ruthと輝かしい生活を送っており、召使いのEdithが騒がしいことを除けば完璧そのもの。
ある日、Charlesは小説のネタにするべく、奇抜な景媒師Madame Arcatiと友人のBradmans夫妻を招待する。
明らかにペテン師のMadame Arcatiをバカにしながら交霊会を楽しむ4人だったが、なんと死んだはずの前妻ElviraがCharlesにしか見えない幽霊として降霊してしまう!
あり得ない状況に混乱しつつも、2人の妻との生活を満喫しようとするCharles。
そんな目論見とは裏腹に、妻たちに振り回され、引きずり回され、事態はどんどん悪化していく。
Quoted from broucher of the day.
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Message from Stage Manager
本日は四大学英語劇大会にご来場いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
Keio Production 2022 Stage Managerの豊田健と申します。
本日このようにみなさまに自分たちの愛を、KPRO'22として、Blithe Spiritという形でお届けできることを嬉しく思います。
今年の慶應は「愛を打つ」という標語を掲げ、活動しています。ここでいう愛とは、能動的な志のこと、難しい言葉を使っていますが「勝ちたい」「勝たせたい」「お客さんに届けたい」などなどそれぞれが四大に取り組む上での純粋な思いのことです。
四大は劇作を通して、組織を作っていく場であり、4ヶ月、あるいはそれ以上の期間をかけて作り上げたそれらを一発勝負で戦わせる、そんな場です。
最高の結果を出すために、常に最善の選択を行動を求められる。
そのなかで常に不安が、迷いがつきまとうこともある。
それでも前に進んでいくための原動力こそ「愛」であると信じています。
劇作や組織に向き合っていく中で生まれる気持ちに嘘偽りはありません。
プラスの感情だけでなく、マイナスな感情も向き合っているからこそ生まれる感情であり、向き合わなければ生まれることのなかった感情です。
四大に、このメンバーで、このScriptで挑まなければ、生まれ得なかった感情です。
そんな思いは、愛は、形を変えて、こだわりという形で舞台に乗る。
そしてそれはお客さんに届く。そう、信じています。
僕たち慶應の4ヶ月の全てを、ありったけの純粋な愛を、150分間、どうぞお楽しみください。
Message from Director
本日はご来場頂き誠にありがとうございます。
“Blithe Spirit”は愛と死をテーマとした、ブラックな笑いが特徴の作品です。
この作品が書かれたのは1941年の第二次世界大戦真っ只中。
作者であるイギリスで最もお洒落な男ノエル・カワードは、当時みんなが恐れていた「死」を笑いに変えることで、崩れていく日常を救おうとしました。
約80年が経った今でも、似たような状況は様々な場所・規模で起こっています。
日常に不安や悩みを抱えているあなた、イギリス流の乗り越え方をしませんか?
この作品が皆様方のひと時の安らぎに、陽気に生きる希望になることを心から願っております。
自分たちは「愛を打つ」という標語を掲げここまで来ました。
共に劇作を行ってきた同期や、後輩など全てのセクション員の愛を1つの舞台に乗せ、最も愛の持ち得る結果を獲ることがディレクターである自分のミッションです。
演劇や愛という本来なら比較し得ないものを全て注ぎ込んで、最も良いものを決めるという理不尽で激アツな四大学英語劇大会にも自分は愛を感じています。
泣いて喜ぶ人と泣いて悔しがる人に一目瞭然に分けるものです。
だからこそ、最後まで自分たち自身や自分たちの注いできたものに愛を感じられるように、結果にこだわり抜いてきました
そんな自分たちの思いを是非90分間楽しんで頂けたらと思います。
本日お越し頂いた皆様、これお世話になった全ての方々、本当にありがとうございました!真面目な挨拶になりましたが、公演中は「死ぬほど」笑って頂けると思います!
Judge's Comment
※聞き取り不明箇所は、***にて表記しています。
●About Acting●
・In the KEIO production, we found, yeah, sometimes it happens that the character with few lines has a lot of space to act actually, and we find in this specific performance, Edith, to have a few lines but she has like a really strong stage presence in those scenes and with a very good dynamic and grounded in listening. And also *** production from KEIO, Madame Arcati, especially in terms of commitment and stamina, it’s very intense to act, so that really stood out, being able to deliver the same energy without dropping, that was remarkable.
●About English●
・And “Blithe Spirit”, Elvira showed great timing and naturalness in her English. And Edith, she had a great impact every time she walked on stage.
●About Stage Effect●
・Okay, so KEIO, “Blithe Spirit”, right, we will, we're just mentioned what a fun set, you used everything on that set which is also incredibly important. Your set should not have things on it that are not being used genuinely and you manage to use everything on that set, especially at the end. But let me talk about the table first, the table and the sale scene. It caused much speculation in the judge's room, how, how did you do that? We have no idea, we have several theories, but we don't know, so tell us your secret and then we can steal it from you and use it for our own productions. So, something like that is great which also relates to the closing of the scene where you used, but the things that were not used in the production were used at the end, and that's that wonderful creation of the ghostly mayhem where you had things popping out of walls falling down, crashing, opening, and the timing was impeccable, so that is commendable to the backstage crew whoever was dealing with these moving parts so that we thought that was excellent, a really excellent job. Yeah, super fine, fine set.
●About General●
・And for “Blithe Spirit”, it's a comedy of manners and the entire cast did a great job with the poise, with the movement, with the gestures.
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