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TRIBES - St.Paul’s Production 2015


Quoted from Twitter @stpaul_dra2022

 

SCRIPT

ーこれは現代、イギリスのある家族の物語。

主人公Billyは生れつき耳が聞こえない、家族で唯一の聾者である。

家族はBillyに「読唇術」を教え、健常者として生きていくことを望んだ。

そして限られたコミュニティでしか通じない「手話」を遠ざけていた。

物語は家族の日常から始まる。父Christopher、母Beth、兄Daniel、姉Ruthは好き勝手に主張し、時には罵り合っている。

そんな喧騒の中、Billyは聾者の集まる展示会に行くと、ある魅力的な女性と出会う。

名前はSylvia。いずれ耳が聞こえなくなる運命にあった彼女は話し言葉の他に美しい「手話」も習得していた。自然と弾む会話。

Billyは初めて「理解してもらえた」と感じる。

そんなBillyは家族の知らないところで、「手話」を学び、用いることで確実に自分の居場所を見つけ始めていた。それを聞いた家族は驚き、不協和音が生じ始める。

Billyは家族にSylviaは紹介する。家族とSylviaの会話の中でChristopherやDanielは聾者のコミュニティへの偏見を露わにし、手話の言語的な欠陥を問い詰める。

Billyは他者を受け入れない家族の考え方や手話を拒否する姿勢を改めて痛感する。そして一つの決意をする。


「僕はもう喋らない」


Billyは今までの思いの丈を家族にぶつける。答えられない家族。それを見て、Billyは家を出ていく。吃音が再発するDaniel、泣き崩れるBeth。

Billyの思いと家族の変化がもたらす結末とは。




Message from Director

本日は立教プロダクションがお届けする「TRIBES」公演にお越し頂き誠に有り難うございます。正直、この台本を選んだ時武者震いする程難しい台本であると感じました。しかしそれと同時に、この作品は私が今まで出会ったどの作品よりも魅力的で、本公演まで愛し抜くことが出来るという確信も持つことができました。

毎日が無情に過ぎて行く中で、私達がこの作品の事を考え、悔しくて泣いた涙や小さな進歩に皆が歓喜した思い出、GPへの思いが、物語と共に皆様の胸に届くことを願っています。

関わって頂いた全ての方へ愛情と感謝を込めて最高の一時をお送りします。




Judge's Comment

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